彼はいつも日本語が上手になりたいと言っています。

彼は自分で教科書を使って勉強したり、僕とビデオチャットやチャットでたくさん話したりして、少しずつは日々上達していると思います。

でももっと上達させるためには、やはりたくさんの日本人としゃべった方がいいと思うのですが、嫉妬してしまったり、心配になってしまったりすると思うので、『日本人の友達を作ったら？』とはあまり積極的に言っていません。

今のところ彼には一緒に遊ぶような日本人の友達はいないので、内心いなくて安心しています。

女の子の友達ならまだ嫉妬しないと思うのですが、日本人の男の子だったらノンケだとしても結構嫉妬しちゃいそうです。ノンケの人に恋しちゃったりも有り得るかもしれませんし。やっぱり身近にいる人の方がいいって思ったりもしますしね。

彼のことは信頼しているのですが、自分に自信がないので心配になってしまいます。

僕と共通の日本人の友達だったらあまり心配せずに済むと思うのですが、僕が知らない友達で、さらに離れて住んでいるとなると心配が倍増してしまいます。

幸い彼の住んでいるところには日本人があまり住んでいないようなので、普段生活してて、同年代の日本人に出会うことはほとんどないようです。きっと彼が通っていた大学には何人か日本人留学生や日本人の学生がいるんだと思いますが。

僕が彼にもっと英語を上達させたいと言っても、もっと英語で話す時間を増やそうとか言うだけで、英語がしゃべれる外国人の友達を作ったらいいとか言わないので、もしかしたら彼も同じように心配しているのかもしれません。

きっと僕と同じように遠距離恋愛をしている方ならきっと同じように、彼に日本人の友達がいたら嫌だなぁって思ったり、心配になったりしてるんじゃないかなって思います。

早く一緒に住めたらいいなって思います。まあきっと一緒に住んだら住んだで他の心配とかも出てきたりするんでしょうけど。

アレックスは外出先や、バイト先で暇なときや休憩中にiPhoneのチャットで話しかけてきてくれます。

彼のiPhoneで日本語も打てますが、彼は日本語だと英語に比べて打つのに時間がかかると思うので、彼がiPhoneのときは英語で会話することが多いです。休憩中とかだと時間が限られてますしね。

英語だとすぐに返事が返ってくるので、僕としても嬉しいです。


いつでもどこでもチャットができるiPhoneってすごいなぁって思います。

今日も彼はバイトの休憩中に話しかけてきてくれました。

アレックス『hi babe』

僕『Hi. how are you?』

アレックス『I'm ok. I'm at work. how are you?』

僕『I'm fine.』


?中略?


アレックス『good night!』

僕『Thank you. Have a nice day!』

アレックス『thank you. I hope you have good dreams.』

僕『I will dream about you.』

アレックス『let's have a wonderful evening together in dreamland.』

僕『Yes! wonderful morning too!』

アレックス『ok. well I gotta run. talk to you later. i love you.』

僕『I love you too.』



１０分くらいのちょっとした会話ですが、寝る前にちょっと彼と話せただけで幸せな気持ちになります。

つながってるんだって感じます。

遠距離恋愛で時差があったりして、なかなか十分しゃべれないときもありますが、いつか一緒に住めるように頑張っていきたいなと思います。

アレックスが『僕のお母さんが、マサトが日本で撮った写真を見て、日本へ行ってみたいと言っていたよ。』と言いました。

彼のお母さんはまだ日本に来たことがなくて、僕が彼女に会った時も、日本へ行ってみたいと言っていました。

彼女は５０代後半なのですが、すごく若々しくて、おしゃれで、知的で、優しい素敵な女性です。

息子であるアレックスが日本にすごく興味があるので、自分の息子がそんなに惹かれる日本ってどんな国なのかなって興味があるのかもしれません。

彼のように彼の家族も日本を大好きになってほしいです。

もしいつかアレックスの家族が日本へ旅行に来ることになったら、ちゃんと案内できるようにしたいなと思います。

おそらく彼が日本で働くことになったら、彼が日本にいる間に日本に来てくれそうです。

今のような真夏の時期だと暑過ぎると思うので、春とか秋の快適な気候のときに来てくれたらいいねって彼と話しました。一緒に花見をしたり、紅葉を見に行ったりしたいです。

アレックスにとって僕は恋人であり、親友でもあり、家族のような存在でもあるそうです。

僕も彼に対して同じ気持ちです。

お互い何でも話すし、仕事のこととか、将来のこととか、生活のこととか、いろんな相談をし合います。

彼の将来は僕の将来の大きな一部であると思うし、相談してもらえると嬉しいです。

僕はただ彼の話を聞いてあげるときもあるし、僕がアドバイスできることだとアドバイスしてあげたりもします。

解決できなくても、話を聞いてくれるだけ彼は安心するみたいです。

彼は僕に『いつもありがとう。』とよく言ってくれます。

普通の話をしてるだけなのに、急に『いつもありがとう。』と言ってくるときもあります。

少しでも僕が彼の心の支えになっていると思うと嬉しくなります。

今は離れていて直接的には支えることができませんが、離れていてもお互いのことを想い合って支え合っているんだなと感じます。

僕も彼に『いつもありがとう。』と言い返します。

『ありがとう。』っていう言葉って素敵だなって思います。

マリオカートでオンライン対戦をしている時に、彼からチャットで話しかけられました。

オンラインなので一度レースが始まると、一時停止ができません。

レースが終わる度にすぐにチャットの返事をしていたのですが、ちょっと返事が遅くなってしまっていたし、返事の文章の長さも短めになってしまっていたので、

『僕の話に興味がないね。』って言われちゃいました。ちょっとすねちゃったみたいです。

僕は普段はいつもすぐに返事をする方なので、余計にそう思われちゃったんだと思います。

僕は『ごめん。今オンラインでマリオカートをしてるから。もう１レースでやめるよ。』と言いました。

彼は『やめなくてもいいよ。ゲームをやっているところをビデオチャットで見せて。』と言ってきたので、ビデオチャットを始めました。

彼は僕にいろいろ話しかけてくるのですが、僕はゲームで勝ちたくてゲームに集中していたので、彼のしゃべっていることがあまり頭に入ってこず、彼への返事も『うん。』とか『そっか。』とか『いいね。』とかばっかりになってしまって適当な感じになってしまいました。

彼とちゃんと話をしなきゃなという気持ちもあって、結局ゲームにも集中できず、ゲームでもいい結果を残すことができませんでした。

なかなか二つのことに集中するのは難しいですね。両方頑張ろうとしましたが両方とも駄目になってしまいました。二兎を追う者は一兎をも得ずって感じでした。

でもこのくらいのことだったら訓練すると慣れてきて両方に集中できるようなりそうです。複数のことを同時にしたり、考えたりできるようになると効率がよくなって何事もスムーズに進めることができるようになりそうですね。

ゲームも楽しいですが、彼と話す方がもっと楽しいし、得るものが多いと思うので、ゲームはやめて彼の顔を見ながら話すことにしました。