読者のRUKIUさんからのメッセージに返答したいと思います。


RUKIUさんからのメッセージ：

こんにちは、はじめまして！　いつも、楽しくそちらのブログを読ませてもらっています。


僕はアメリカ西海岸のある州で学校に通っています、そして夏休みを使い１ヶ月だけ日本に帰ってきております。

実は、留学直前に日本での拠り所を失い、帰ってきて余裕ができてしまったせいか、２週間もしないうちに激的な寂しさに見まわれ、今まで絶対に手を出さんとしてきた出会い系サイトに登録してしまいました。
というかGaydarなんですけどね！

もう登録してから一週間がたち、様々な白人の方々とメッセージのやり取りを行なって入るものの、双方の予定が合わなかったり。もしくは相手方の目的の違いから実際に会ったりということには、踏み出せずにいます。

ですが、寂しさに耐え切れないからか「もういっそのこと体だけでも預けて、あとは儘にしてしまおうか」と後悔するとわかっていても頭をよぎってしまいます。

ぶっちゃけ学校始まってから向こうの友人と会ったりしてまた忙しくなれば、そばに居る人間なぞ考えなくてもいいようには戻るんでしょうが（笑）

ですが、定期的には親類の為に結局日本に帰ってくるので、日本で彼氏的な人間はやはり欲しいです。

そこで、質問なのですが　インターネットでの出会いは慎重に行ったほうがいいのか、または当たって砕けろの精神で大胆に行ったほうがいいのでしょうか？　




僕からのメッセージ：

RUKIUさん、はじめまして。メッセージどうもありがとうございます。

Gaydarとかの出会い系サイトは、友達を作ったり、セフレを作ったり、恋人を作ったり、オンラインだけでの喋り相手を作ったり、暇つぶしに使ったり、いろいろな使い方ができますよね。

出会い系っていうだけで抵抗があるっていう人や、怪しいイメージを抱いてしまう人もいると思いますが、いい出会いがないと嘆くよりかは、みんな気軽に使ってみたらいいのになって思います。


僕は誰か新しい人と出会って、体の関係を持つとか、そういうことに興味がないので、彼が近くにいなくても、友達と遊んだり、一人エッチをしたりしたら寂しさや性欲を満たすことができるみたいです。

どうして僕がいろいろな人や、恋人以外の人とエッチすることに興味がないかというと、もちろん彼氏のことを愛しているからというのもありますが、やはりHIVなどの性病に感染してしまう可能性があるということが一番大きい気がします。

相手がHIVやAIDSではないと言っても、100%信用できるとは限りませんし、中には悪い人がいて、病気のことを隠していたり、感染している恐れがあっても検査していなかったり、私欲のためにその他いろいろな嘘をつく人もいると思います。中には意図的に感染させてやろうと思っている人もいるかもしれません。

そのような人と自分も性交渉を持てば、自分もまた彼らと同じように、100％感染している可能性がないとは言い切れなくなり、後日検査を受けなければ日々不安に襲われることになってしまうと思います。

愛し合っているわけでもないのにエッチしてしまったという感情的な後悔なら、忘れることや、癒えることができると思いますが、１度HIVに感染してしまうと、いくら後悔しても治癒することは不可能です。一生HIV・AIDSと付き合って生きていかなければならなくなります。自分だけでなく、家族や友人も非常に辛い思いをすると思います。はやく完治できる特効薬や治療法を開発してほしいなと思います。

そんな人生が大きく変わってしまうかもしれないリスクのあることをしてまで、いろいろな人とエッチする勇気は僕にはありません。

日々、HIVやAIDSに感染してしまった人の話をいろいろなところで聞いたりしますし、実際僕には、HIVポジティブの友人が何人かいます。

他にもHIVやAIDSに感染しているかはわかりませんが、Grindrなどで不特定多数の人とエッチをしている友人もいるので、彼らのことが心配になります。知らない間に彼らがHIVやAIDSが感染してしまっていたり、広めてしまっていたりするんじゃないかと思うと怖くなります。

半分冗談のような感じで、『ちゃんと病気とかには気をつけてね。』とか彼らに言ったりしますが、実際どのくらいちゃんと気をつけているのかわかりません。

HIVや性病がなければもっと気軽にセックスを楽しめるのになぁと思いますが、仕方がないですね。

特に日本は、他の先進国の国々に比べて、HIVやAIDSに関して知識や理解が低く、まあ大丈夫だろうとか、自分が楽しければいいとか、甘い考えの人や自己中心的な人が多いように思います。もっとしっかり教育し、メディアでももっと訴えていかないといけません。


当たり前のことですが、インターネットでの出会いに限らず、エッチをするときは、コンドームを使わなければいけません。(ほぼ)確実にHIVの感染を防ぐには、最初から最後までずっとコンドームを使わなければいけません。お尻に挿入するときだけでなく、お互いの性器を口に含むときもです。それをちゃんとしている人は少ないですよね。僕もやっぱり相手のモノを生で口に含みたいので、１００％信頼できる人としか体の関係を持ちたくありません。

インターネットでの出会いは気軽に出会って体の関係を持つことができますが、インターネットで出会いを求めている人は不特定多数の人と性交渉をしている人も多いので、知り合って間もない人を信頼することは非常に難しいと思います。

そういう人たちと、どうしても性的なことがしたいなら、いちゃいちゃするだけにするとか、手だけで楽しむとか、性器を口に含まないとか、コンドームを使ってアナルセックスするとか、様々な選択肢があると思います。

ちょっとでも感染の可能性があることをし、少しでも不安を感じでしまったら、その小さな不安はどんどん大きな不安になってしまうと思います。必ず後悔してしまうことになると思うので、そのことは絶対に忘れないで下さい。

性交渉によって一時的に心が満たされることよりかは、継続する幸せを優先してほしいなと思います。
HIV・AIDSに感染している人が幸せではないというわけではありません。でもきっと彼らは感染してなかったらよかったのになと後悔している人や、できることなら完治してほしいと思っていると思います。感染してからじゃないと気づけないこと・気づかないこともたくさんあると思いますが、少なからず幸せの妨げになっているのではと思います。

HIVや性病のことを常に頭の片隅に置いて、きちんとコンドームを使ったり、手洗いをするなどして、自分の身は自分でしっかり守りながらセックスを楽しんで下さい。自分のためにも、相手のためにも、定期的にHIV検査をすることも忘れないで下さい。

僕は昔HIV検査を受けたときに、結果が出るまでの期間ずっと不安で不安で仕方がなく、こんな思いを二度としたくないと思ったので、感染の可能性があることはしないと決めました。僕もアレックスも他の男性と体の関係を持たないと約束しているので、アレックスと性交渉をしても、HIVについて不安になることはありませんし、検査をする必要もありません。他の性病や病気になる可能性はありますが、コンドームを使わないセックスをすることもできます。

RUKIUさんも体の関係を持つときは、１００％信頼できる人とするように心がけて下さい。そういう相手とだと何倍、何十倍、何百倍もセックスが楽しめるんじゃないかなと思います。

すごく現実的でシビアな話ばかりをしてしまってすみません。でも幸せになるためにはすごく重要なことだと思います。

セックスの話ばかりしてしまいましたが、ネットで知り合った人と友達として遊んだりするだけでも十分寂しさは解消されると思うので、そういう意味では、どんどん積極的に友達作りやデートをしてもいいと思います。自分のことを大切にしながらゲイライフを楽しんで下さいね。

僕でよければまたいつでも話をして下さいね。

RUKIUさんに何かアドバイスやメッセージがあるという方はコメントに書き込んであげて下さい。



他にも相談事や質問がある方は誰でも気軽に是非コメントに書き込んで下さい。今回のようにブログの記事で僕が返答したいと思います。少しでもみなさんの悩みや疑問を解決する手助けができればと思っています。どうぞよろしくお願いします。