『男心をつかむには胃袋をつかめ』とよく言われてますよね。
最近では『胃袋婚』という言葉を結婚した芸能人が使ったりしていましたよね。
僕の中では、料理が上手でも、性格の相性がよかったり、お互いの見た目が好みじゃなったりしたら結局うまくいかないでしょ。という考えでした。まあそれはそうだと思うのですが、料理が上手なことが、ひとつの魅力となって、付き合うことになったり、結婚したりする決定打になったり、いい関係をキープする作用があったりすることもあるのかもしれないなぁと思いました。
誰でも美味しいものを食べたら幸せな気持ちになりますしね。
交際相手が自分が料理をすることを全く求めていなければ話は別ですが。
僕は、結構料理をするのが好きなので、アレックスのためによく料理をしていたのですが、『胃袋を掴んでやろう!』とかそういう意識は全くしていませんでした。でも今思えば、少なからず手料理のパワーが働いているんじゃないかなぁと思うことが時々あります。
僕とアレックスは今遠距離恋愛をしていて、お互いの手料理を食べることはできないのですが、アレックスとビデオチャットやチャットをしているときに、『マサトが作ったカレーが食べたい。』とか『マサトが作ったからあげが食べたい。』とか『マサトが作ったピザが食べたい。』って感じで僕の手料理が食べたいという話をよくしてきます。
手料理を食べさせてあげたのはだいぶ前のことなのに、それでも僕の手料理のことを覚えてくれていて、食べたいと言ってくれるのはすごく嬉しいことだなぁと思います。
一緒にいるときも、僕の料理を褒めてくれるし、美味しそうに食べてくれるので、また美味しいもの作ってあげたいなという気持ちになります。
これって知らない間にアレックスの男心と胃袋を掴んでいたのかなぁと思いました。料理を作るのが好きでよかったです。
アメリカの文化的なもののせいか、個人差もあると思いますが、アメリカ人は料理にあまり時間をかけなかったり、外食をよくする人が多いと思います。
悪く言えば怠け者の人が多いのかもしれません。
アメリカではオーブンやレンジで温めるだけのもの、すでに出来ているソース、ドレッシングをかけたらいいだけのサラダ、デリなどの惣菜など、種類も豊富で、これらを利用している人や、早くて安くて美味しいファストフードを利用している人が結構多いみたいです。自分で一から料理をするより、時間がかからず、ものによっては値段も安く済んだりします。
貧困層がファストフードの店やインスタントの料理をよく利用し、肥満の人が多いのも、それが大きな要因の一つだと考えられます。
ファストフードでもサブウェイとか健康を重視した店もいろいろあるので、すべてが悪いと一概には言えませんが。バランスが大事です。
日本人ほどいろいろな国の料理に囲まれている国はないと思います。日本料理だけでも他の国では使わないような食材や調理法があり、日本独自の食材や調理法と、海外の食材や調理法を組み合わせたりして、バラエティ豊かな料理を作ることができると思います。日本人ならではの感性で作れる料理もたくさんありそうですね。
海外ではお店で食べたり、買ったりして食べるというイメージの巻き寿司を家で作っただけでも驚いてくれたりすると思います。海外ではお寿司は高級料理ですが、家だと簡単に安く作れます。自分や相手の好みに合わせたオリジナルを作るのも楽しそうですね。
料理は作ってあげるだけじゃなくて、一緒に作るのも楽しいですよね。
とにかく料理の腕を磨いて損をすることはなさそうですね。
ストレートの男性でも料理ができると女性にモテるってよく言われてますしね。
ゲイの男性は元々料理をよくしたり、料理が好きだったり、得意という人は多いと思います。
カップルの両方が料理が得意だったりすると、いろいろああした方がいい、こうした方がいいとか口出しされてイライラしてしまうこともありそうですがね。
僕とアレックスは、僕は主に料理担当、アレックスが主に洗い物担当(食器洗い機に頼ってましたが。笑)なので、いい相性だったのかなと思います。
自分が作った料理を美味しいと言ってくれるのはとても嬉しいことだなと思います。今すぐにでも作ってあげたいのに作ってあげれないのは残念ですが、早く手料理を作ってあげる日が来るといいなと思います。
僕の手料理の味が時間が経っても記憶に残っていて、それが二人の絆に繋がっていると思うと、料理が好きでよかったなと思います。
『男心をつかむには胃袋をつかめ』と昔から言われている言葉は本当なのかもしれないなと思いました。