読者の大輔さんから質問があったので僕の意見を述べたいと思います。
大輔さんからのメッセージ:タイトル:質問おねがいします
マサトさんこんにちわ
マサトさんもアレックスくんとオリンピックをみたそうですが、今回はいろいろと問題が多いですね?
一番は審判の問題です。誤審があったり、選手もかわいそおですが、ぼくは観客や、ぼくたち自身にも疑問に感じることがあって・・・・
だからマサトさんのような国際的な感性をもった人にききたいです。
柔道と体操とボクシングとバトミントンで何があったかご存知ですよね?
ぼくは先生や外国人の友達に、日本人はそんな手段をつかってまでメダルがほしいのか?
金と権力でえた勝利になんの意味があるのですか?
日本人はなぜ間違った手段で勝利をえることをよろこぶのか?間違ったことは違うと言う勇気が大事だと言われました。
ぼくは今まで日本人だから日本のテレビを見て、まわりの日本人と一緒によろこぶことがすごく自然に感じていたし、なんていうかぼくも楽しかったんです。
でも外国の人は日本人が気づかなかった問題をいつも教えてくれるから、とても勉強になります。
オリンピックのこともきいて、日本人として疑問を感じたし、正直恥ずかしくなりました。
でもぼくは勇気がないし、どうしたらいいかわかりません。
だからマサトさんお願いですからどうかこんなぼくにアドバイスをください。
読みづらくてごめんなさい。
ぼくはまだ頭のなかが整理できてなくて、ほんとにごめんなさい。
マサトさんどうかどうかよろしくおねがいします!
僕の意見:大輔さん、こんにちは。メッセージどうもありがとうございます。
オリンピックは毎回開催される度にいろいろな問題が起こりますね。
世界最大のスポーツイベントでこのようなことが起こっているなんてすごく残念です。
裏でお金が動いていて、それが審判のジャッジを左右していたり、有利にすすめるために無気力試合をするとか、見ている方も楽しくなくなってしまいますよね。
今回のバドミントンの無気力試合については、あからさまだったので大問題になり、失格になりましたが、どの競技でも、無気力試合や消化試合というものはありますよね。
サッカー女子日本代表も、次の試合のためにわざと引き分けを狙ってプレイしたと事実上認めています。こちらは『問題無し』と判断されましたが。
どこまでがOKでどこからがNGなのか判断するのが難しいですね。
手を抜くことは、戦略や作戦、駆け引きとも言えると思います。
次の試合に体力を温存するために、100%の力を出さないということは、勝ち進むためには当たり前の戦略です。
対戦相手の組み合わせ次第で順位が決まってしまうのではなくて、本来の実力で順位がつけれるようになればいいですね。
1回戦で負けってしまった選手やチームも、組み合わせ次第では、もしかしたら上位になる可能性もあったんじゃないかなと思うことがよくあります。
運も実力のうちと言えばそれまでですが、すべての選手が納得できる順位の決定システムができるといいですね。
ビデオ判定などを取り入れるようになって、徐々に誤審は減ってきていると思います。人間なので、誤審をしてしまうことは仕方がないことだと思うので、誤審がなくなるように審判の質の向上や、ルールの改善、判定機器の技術向上などが必要だと思います。
国を代表して出場した選手の行動が、その国のイメージにも繋がるので、選手たちは誰からも尊敬されるような振る舞いをしなければいけませんね。
オリンピックは、国と国の戦いなので、『戦争』に例えられることがよくあります。
僕は日本人なので、自然と日本人が出場している競技は日本人を応援しています。なので、日本人が勝ったら嬉しいですし、日本人が負けたら悔しい気持ちになります。
自分の応援している選手やチームが負けると、相手の戦法や戦略によっては、卑怯な戦法や戦略をしたのではないかと相手を責めたくなってしまって、ムカついてしまったり、すごくモヤモヤした気分になってしまうこともありますよね。日本人が勝ったら無条件に喜ぶのに、負けてしまったら歪んだ気持ちで見てしまったりします。
そのときは、いろんな感情が巡ってしまいがちですが、この人やこのチームが勝っても負けても自分には何も関係がないなと思いながら、気軽に楽しむようにしています。
選手たちにとっては競技をすることが仕事のようなものですが、僕たちにとってはただのエンターテイメントでしかないので、国とか関係なく、ただ単純に素晴らしいパフォーマンスが見れたらそれでいいんじゃないかと思います。どの国の人であれ、すばらしいパフォーマンスに対しては声援や拍手を贈りますよね。負けそうな選手・チーム、負けている選手・チームに対しても頑張りに対し声援や拍手を贈ります。勝敗関係なく感動や勇気をもらえたらそれで十分です。どんな結果であれ、どの選手もただならぬ努力を続けてきたわけですし、出場できただけでも本当に素晴らしいことだと思います。
僕はどのようなパフォーマンスより、世界中の国々の人がお互いを讃え合い、握手をしたり、抱き合ったり、声を掛け合ったりしている姿を見るととても感動します。
ディーン元気さんのように、国籍は日本でも、父親がイギリス人で、母親が日本人という選手や、アーチェリー女子のオム・ヘリョン(日本名:早川漣)選手のように、もとは韓国人で、日本に帰化した選手もいますよね。早川漣選手は、母親が日本人男性と再婚したのを機に、2009年に日本国籍を取得したそうです。彼女は簡単な日本語しかまだしゃべれないようですが、日本国籍を取得しているので、日本人の日本代表選手です。猫ひろしさんのようにオリンピック出場を目指して、カンボジアに国籍を移す人もいます。国籍を取得したら誰でも何人にでもなれるって不思議な感じがしますね。
どの競技を見ていても、欧米の国々などでは、中国系の選手をよく見かけますよね。様々な事情や背景があるんでしょうが、正直ちょっと違和感を感じてしまいます。欧米の人たちはもう慣れて何ともないと思っている人もたくさんいるでしょうが、中には移民の選手が原住民の出場枠を奪っていると捉え、素直に応援できないという人もいるかもしれません。でもどんどん様々な人種の人が各国で活躍することによって、人種差別的な見方をする人が減ってきて、差別のない世の中になっていけばいいなと思います。
今回ロンドンオリンピックの柔道女子78キロ超級にイスラム教の戒律で女性が肌や髪の毛を露出することを禁じられているサウジアラビアからウォジダン・シャハルハニ選手(16歳)が初めてオリンピックに出場しました。髪の毛を隠すために通常のスカーフ(へジャブ)の代わりに黒い水泳帽のようなものを着用していました。サウジアラビアでは女性用のスポーツ施設はなく、彼女は自宅で父親の指導を受けてきたそうです。今まで試合する機会もなく、今回のオリンピックが初めての公式戦だったそうです。1回戦で敗退しましたが、歴史的な光景を目の前にしてすごく感動しました。まだまだ反対派も多いようなので今後どうなるかわかりませんが、大きな第一歩になったんじゃないかなと思います。
たまたまその国に生まれたというだけで、宗教的な理由でやりたいスポーツができなかったり、自由が制限されてしまったり、生まれた環境によって、人格や価値観までも全く異なったものになってしまいます。そう考えると、『国』『宗教』とは何なんだろうかと考えてしまいます。
オリンピックを通じて、モラルや移民問題、国際問題、宗教問題などについて様々な国の人と意見交換するのはいい勉強になりますね。
アレックスともこういうことについて話すのが大好きです。時々意見が合わないときもあったりしますが、お互いの考え方や価値観を知ることができてすごく面白いです。
大輔さんも、先生や外国人の友達などといろんな話をして、たくさんのことを吸収できたらいいですね。
他にも相談がある方や、質問がある方は誰でも気軽に是非コメントに書き込んで下さい。今回のようにブログの記事で僕が返答したいと思います。少しでもみなさんの悩みや疑問を解決できる手助けができればと思っています。どうぞよろしくお願いします。
まず
>柔道と体操とボクシングとバトミントンで何があったかご存知ですよね?
これは誤審や無気力試合や判定が丸ごと覆る事などを指しているのだと認識しましたが、もし他にもあるのなら教えてください。
>日本人はそんな手段をつかってまでメダルがほしいのか?
>金と権力でえた勝利になんの意味があるのですか?
>日本人はなぜ間違った手段で勝利をえることをよろこぶのか?
>間違ったことは違うと言う勇気が大事
大輔さんの身近の方からのこれらの質問や意見の意味がわかりません。
手段とは何の手段で具体的にどんな手段のことですか?
金と権力で得た勝利とは、どの試合の誰のことを指していますか?
また、そう思われる理由はなんですか?
金と権力が働いたと判断された根拠は何でしょうか?幾らの金が誰に渡り、誰の権力が働いたのですか?個人的に興味があるので出所、情報源を教えてください。
また、どの試合の誰がどのような間違った手段で勝利を得たのですか?こちらも情報源を教えてください。
これらの質問から大輔さんが何のどこに日本人として疑問を感じ、恥ずかしくなったのですか?それはどうしてですか?
日本人の大輔さんが、日本人として疑問に感じ恥かしくなる位のよほどの事実を身近の方は教えてくれたのだとお察ししますが、どんな事を教えてくれたのか是非、聞かせてください。