大晦日の朝僕は実家に帰りました。

家族で朝食を食べにレストランに行きました。

食べていると、誰かから電話が。

『非通知設定』と表示されていたので誰からの電話かわかりませんでしたが、とりあえず出てみました。

『もしもしベイベー』とアメリカ人の彼氏アレックスの声が聞こえました。

彼がわざわざ国際電話をしてきてくれました。

まさか国際電話をしてくるとは思ってなくてちょっとびっくりしました。

席を外すのはちょっと変かなと思って、家族の前でそのまま電話で話すことにしました。

彼『何してるの？』

僕『今家族とレストランで朝ご飯を食べてるよ。』
彼『そうか。パソコンでオンラインじゃなかったので心配したよ。』

僕『実家に帰ると言ったでしょ。昨日メールもしたよ。メール見たの？』

彼『そうか。いつ戻るの？』

僕『それもこの前チャットでも言ったし、メールでも言ったよ。４日に戻るよ。それまでインターネット使えない。ごめんね。でもケータイでメールできるよ。』

彼『４日まで待てない。恋しいよ。』

僕『僕も。』

彼『愛してるよベイベー。』

僕『僕も。』

家族の前だったので愛してるとは言えませんでした。
彼『家族によろしくお伝えください。』

僕『話したい？』

彼『いいえ。結構です。恥ずかしいよ。』

僕『電話してくれてありがとう。』

彼『年末年始は酔っ払いの車が多いので気を付けてください。あなたが死んだら僕は自殺するよ。』

僕『ははは。ありがとう。気を付けるよ。そっちも気を付けてね。』
彼『はい。ありがとう。また電話してもいい？いつ電話してもいい？』

僕『いつでもいいよ。』

彼『そっか。よかった。また電話するよ。じゃあ今から夜ご飯を食べます。またね！』

僕『またね！ありがとう！』

10分くらい電話しました。
父『外国人の彼女か？』

僕が簡単な日本語でゆっくりめにしゃべっていたので、外国人だというのに気付いたみたいです。

僕『違うよ。アメリカ人の友達。ずっと日本に住んでて最近アメリカに帰ったんだけど電話してきてくれた。』

父『そうか。』

まだ家族には自分がゲイだということを言っていません。

まあまだ言う必要性もないし言わなくてもいいかなと思っています。

彼からまた電話がかかってくるのが楽しみ！