アレックスが財布をなくしたそうです。
なくしたというか盗まれたそうです。
彼はズボンの後ろのポケットに財布をよく入れていて、
しゃがんだときに落としたようで、
なくしてから1時間くらい経ってから、なくしたことに気付いたそうです。
財布の中には5000円くらい入っていて、そんなに大きい額じゃないですが、彼はショックを受けていました。
しかも僕が彼にあげた財布だったので、盗まれて僕も怒りを覚えました。
まあ僕のお下がりの安い財布なんだけどね。
彼は古いボロボロの皮の財布をずっと使ってて、ちょっと見苦しかったので、
僕がもう使わなくなっていた高校生の時に買った財布を彼にあげました。
まあ5000円くらいの安い財布だったけど、思い出が詰まっていたので、ちょっと悲しくなりました。
なくしたことを警察に連絡し、彼の財布の中にはクレジットカードや免許証も入っていたので、カード会社などに電話してサービスを止めてもらったそうです。
現金ならなくなってもどうにかなるけど、カードとかはまた発行したりしなきゃいけないからいろいろめんどくさいよね。
これでとりあえず一件落着かと思いきや、まだこれで終わりではありませんでした。
後日彼が自分のカードのアカウントをネットで見ていると、
買った覚えのない金額の買い物をしていることに気付きました。
盗まれたカードで誰かが買い物していたのでした。
使われたのは2000円くらいでしたが、カードのサービスを止めてもらうまでの数時間の間に、カードを使われていたのでした。
まだ2000円だけで済みましたが、れっきとした犯罪ですよね。
僕は彼にこう言いました。
僕『その人はどこで買い物したの?監視カメラに映っているはずでしょ?』
彼『そうだね。でももう日にちが経ったからビデオが残ってないかも。』
僕『わからないよ。まだ残ってるかも。警察に電話したほうがいいよ。犯人が捕まってほしいよ。』
彼『そうだね。警察に電話するよ。』
彼は僕の前で警察に電話し始めました。
英語で、『emergency(緊急)のことじゃないんだけど…』って感じで警察の人に盗まれたカードが使われたことを説明していました。
緊急の事故や事件を優先しようとしてる彼ってやさしいなって思いました。
でも僕は犯人が警察に捕まってほしいなと思っていましたが、もう一つ心配なことが頭をよぎりました。
僕『犯人が捕まってほしいけど、その人があなたを殺しに来るかもよ。あなたの名前とか知っているし。』
彼『大丈夫だよ。免許証に書いてる住所は実家の住所だし、このアパートには来ないよ。』
僕『そうだといいけど。捕まってほしいね。』
彼『うん。』
やっぱりアメリカはこんな犯罪が日常茶飯事なのかな。ちょっと心配。
とにかく今回の件は被害が最小限で済んでよかったです。
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