僕のまわりには、僕以外にも日本人と外国人のカップルが結構たくさんいます。ほとんどが男女カップルですが。
すべてが男性が外国人で、女性が日本人です。
男女の国際カップルだったら、結婚もできるし、どちらかの国に一緒に住むことができるから、うらやましいなぁと思ったりもするのですが、やはりいろいろ問題もあるようです。
男女の国際カップルでも、同性の国際カップルでも共通する問題なのですが、例えば、言語の問題です。
相手が英語圏出身だと、結婚して相手の国に移住することになっても、ある程度英語がしゃべれれば、問題なく生活できると思います。しかし、相手が英語圏以外の国の方だと、相手の国では相手の国の言語が生活する上で必要になってきます。相手の国の言葉が元々しゃべれるなら問題ないのですが、なかなかマイナーな言語をしゃべれるという人は少ないですよね。旅行で英語圏以外の国に行くのと、その国に住むことは全く違います。英語教育が進んでいる国では英語がしゃべれるという人は多くいますが、誰もがしゃべれるというわけじゃありません。病院や子供が通う学校など、いろいろな場面でその国の言語をしゃべることが必要になってくることがあるかもしれません。
言語の面では、もちろんパートナーに頼ることもできますが、いつも相手が一緒にいれるとは限りませんし、なるべく相手の負担にならないようになりたいと思うと思います。
いくら愛する人の国の言葉だからと言っても、どれだけ努力をしても、数年でマスターすることは難しいです。僕のまわりにも挫折してしまった人が多いです。
僕の友人は、パートナーが英語圏の出身だったらよかったのにと、本音を漏らす人もいます。
その僕の友人のパートナーはヨーロッパのある国の出身で、英語以外の言語が公用語です。
英語教育がちゃんと行われている国なので、若い人のほとんどは英語ができるそうですが、年配の方は英語ができない人が多いそうです。
二人とも日本に住んでおり、普段英語と日本語で会話をしていて、幸せそうなカップルなのですが、将来についていろいろ不安があるそうです。
友人のパートナーは2、3年後には母国に帰りたいと言っているのですが、友人は相手の国の言語がしゃべれないので、住むのは難しいと考えています。さらに相手の国に移住することになると、日本に住む両親とも頻繁に会えなくなるので、両親のためにも日本に住みたいそうです。パートナーも同じように、自分の両親の近くに住みたいと言っています。
いくらお互いのことを愛していても、いろいろ意見の相違があって、二人の将来が見えなくなっていて、不安がつきまとっているようです。
どちらかが相手の意見を尊重することも大事だと思いますが、譲れないこともありますし、なかなか解決するのが難しいと思います。
今はうまくいっている二人ですが、もしかしたらパートナーが母国に帰ると同時に別れることになるのではと友人は言っています。
僕だったら何も考えずに相手の国に行ってしまいそうですが、友人はすごく現実的で、しっかり将来を考えているからこそ、相手の国に行くということを決断できないんだなと思います。友人はパートナーの国に3回ほど行ったことがあり、自分の目で見て、やっぱり住むのは難しいなと思ったんだと思います。相手の国で自分がやりたい仕事を見つけるのも難しいのかもしれません。
住めば都という言葉がありますし、住んでいるうちにその国も言葉もしゃべれるようになるんじゃないかなと思いますが、そう簡単にはいかないんでしょうね。
2、3年後別れることになるかもしれないと思いながら付き合い続けるのは不安で、つらいんじゃないかなと思います。
2、3年後別れるかもしれないとわかっていても、愛していることには変わりがないし、今が楽しいし、今別れるということは考えられないそうです。
タイムリミットのある恋愛…。
友人と二人の恋愛について話をしているとき、友人がちょっと涙目になっていました。
やっぱりすごく不安なんだなって思いました。2、3年って長いようで、あっというまですよね。
でも2、3年時間があれば、お互いの気持ちも変わるかもしれないし、いい方向に進んでほしいなと思っています。