読者のらいむさんから相談があったので答えたいと思います。
質問内容:マサトさん、こんにちは。
初めてコメントさせてもらいます。
僕は今、学生なんですが最近ゲイとしてこれからどう生きていくか、とても不安です。
そんなことを相談できる友達もいません。
マサトさんは学生のとき、ゲイとしての悩みや不安はありましたか?
また友達にカミングアウトしたりしてましたか?
なんか変な質問ですいませんm(__)m
僕の答え:僕は大学卒業後友達にカミングアウトしました。
僕のカミングアウトについては
過去の記事に詳しく書いているのでよければ読んでみて下さいね。
中高生のときは全くカミングアウトするとか考えたことはありませんでした。
中高生のときは、別に恋愛をして男性と付き合いとか思っていませんでしたし、カミングアウトして自分が得をすることは特にないなと思っていたので、カミングアウトという選択は僕の中に全くありませんでした。
勉強や友達との遊びや部活動で毎日忙しかったので、恋愛には特に興味が湧きませんでしたし、友達と恋愛の話をしていても、女性に興味があると偽ってずっとすり抜けてきました。
自分が嘘をつくことに少し抵抗はありましたし、嘘をつき続けるのって結構大変だなと思いましたが、ゲイであることを隠すことしかできませんでした。
中高生などの年代は精神的に未熟な子も多くて、理不尽な理由でいじめをしたり、悪口や陰口を言ったりして、知ってほしくない人にまで勝手に言いふらしたりして、他人を傷つける人も多いと思うので、僕は中高生のときに友達にカミングアウトする必要はないんじゃないかなと思っています。
親には自分のタイミングでいいかなと思います。
友達にカミングアウトするとしたら大学や社会人になってからがいいと思います。中高生のときは勝手にクラスが決められていて、一緒に行動を共にする人が決められていて、大体そのような人たちと友達になることが多いと思います。ですが、大学生や社会人になると、自分で付き合う友達が選べれるようになるので、合わない人とは付き合う必要がなくなります。それに大学生や社会人になると、視野が広がり、世の中いろんな人がいるんだなということを学び、だんだん多様なものを受け入れられるようになります。気が合う友達だと尚更ゲイだということを受け入れてくれると思います。
大学や社会人になるとゲイの友達も作りやすくなりますし、同じような悩みを抱えた人がたくさんいることにも気づくと思います。
僕は学生のころは、ゲイであることの不安より、将来の自分の生活とかを考えることが多かったかなと思います。
仕事や住む環境などの将来の自分のあり方は努力次第で自分で何でも選べれますが、ゲイであることはどうやっても変えることはできないので、ゲイとしてどう幸せに人生を歩むかが重要だと思います。
将来どんな自分でありたいかを考えて、夢を思い描いて、それを実現するために努力することが大事だと思います。
具体的にはどんなことを不安に感じるのでしょうか。
僕はカミングアウトするまでは、ゲイであることを親や友達にずっと隠し続けるのかということは少し悩んだりしましたが、親と友達にカミングアウトしてからは、ゲイに関する悩み事は特になくなったと思います。
友達にカミングアウトすることになったきっかけは、アレックスと付き合い始めたことでした。幸せなのにそれを友達に隠す必要はないなと思ったのでカミングアウトしました。カミングアウトしても理解してくれる友達だろうという自信もなんとなくありました。カミングアウトして友達にも隠し事がなくなったし、コソコソすることもなくなったし、より友達との仲も深まったように思います。もっと早くカミングアウトしとけばよかったと思うくらいでした。
僕はゲイであることを嫌だなと思ったことは特にありません。ゲイでよかったなと思うことも結構あります。
ゲイであることは個性の一つだと思いますし、その個性を活かせる場はたくさんあると思います。
いろいろゲイであることについて不安に思ったり、悩んだりすることもあると思いますが、あまり悩みすぎず気楽になってもいいと思います。
僕は結構楽観的過ぎるのかもしれませんが、それくらいがちょうどいいのかなと思います。
僕でよければいつでも何でも相談して下さいね。
でも今は絶対にしたくないし、将来したとしてまわりの人は理解してくれるのだろうかとか、僕だけなんじゃないかとか、そういう部分で不安でした。
それと僕の学校は5年制なので5年間同じクラスです。
そのまま進学したら7年間同じクラスになります。
なので隠し続けられるのかなっていう不安もありました。
でもマサトさんの言うように絶対にしなきゃいけないものじゃないんだなって思えました。
そして過去の記事を読ませてもらって、今はしたくないけど、カミングアウトはいずれしたいな、とも思えるようになりました。
こうやって他の人に自分のことを話したことがなかったので、マサトさんが真剣に答えてくださって、本当にうれしかったです。
マサトさんの"ゲイでよかった"と思うことがある。というのが、これからの励みになります。
それにとても気が楽になりました。
ありがとうございました!
また相談させていただきたいです。